貞淑で賢い印象のギュルフェム。つつしみ深く振舞っているギュルフェムは常にハティジェの味方でした。
シーズン2でヒュッレムの陰謀により首を絞められたギュルフェムは、犯人が「マヒデブラン」の名前を出したことをとスレイマンに告げました。
表立ってマヒデブランと言い争ったりはあまりしないギュルフェムですが、もともと横柄で自分勝手なマヒデブランのことを疎ましく思っていたので、もしかしたら陰謀としっていてもマヒデブランを追い出したかったのかも・・・と、ちょっと邪推していました。
呉越同舟？ヒュッレムへの復讐のためなら・・・
ヒュッレムが陰謀でイブラヒムを失脚させるためにハティジェに二ギャールとイブラヒムの関係をリークしたのだと知ったギュルフェムは長年の恨みを捨ててマヒデブランと和解します。
しかし、いろいろあってことごとく失敗し、ヒュッレムを排除することができません。
オスマン帝国外伝シーズン3のマヒデブラン - オットマニアな主婦のブログ
ヒュッレムはそんなハティジェに嫌がらせをします。
ギュルフェムは以前スレイマンの子供を産んでいましたが、病気で亡くしていました。それ以来悲しみを心に押し込めて貞淑な妻で有り続けていたのですが、ハティジェの怨念が感染ったのか、ヒュッレムを呪い殺そうとするハティジェの手助けをしたりします。
そんな中、ハティジェは非業の死を迎えてしまいます。
オスマン帝国外伝シーズン3 ハティジェの運命 - オットマニアな主婦のブログ
憎しみは澱のように蓄積していく
ずっとスレイマンの「賢い妻」で有り続けたギュルフェムでしたが、心の中にはどうやらどす黒いものが溜まっていたようです。彼女は誰よりも長く、晩年までスレイマンのそばにいたのですが、最期には怒りが爆発してしまうのです。
正直、あのギュルフェムがこんなことするなんて・・・衝撃でした。
それはシーズン4になってからのことなのでここでは書きませんが、子供を失ったのに寄り添わなかったスレイマンへの長年の憎しみのようなものが感じられました。
ギュルフェム役はselen öztürk
selen öztürkは1980年７月23日イズミル生まれ。母はキプロス出身です。hacettepe大学卒業後、映画「Aşkları Ege' de Kaldı」に出演。その後イスタンブールに移り2004年からはTiyatro Kediなどの劇場で演劇を始めます。
selen öztürkはハリウッド映画のトルコ語吹き替えで声優としても活躍しています。
2017年からは歴史ドラマ「Payitaht Abdülhamid」にアブドゥルハミド２世の姉Seniha Sultan役で出演。
ちなみにアブドゥルハミド2世は、和歌山沖で座礁した「エルトゥールル」号を日本に派遣したスルタンです。
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いかがでしたか？シリーズを通して出演するギュルフェムの最期はシーズン4なのですが、あまりにも衝撃的です。しかしそこに至るまでの葛藤はずっと前から引きずっていて、シーズン3では少しづつですが彼女の闇の部分が現れていきます。
ギュルフェムの女としての苦しみはシーズン3を見て確認してみてください。
ついに8月からチャンネル銀河にてシーズン4放送開始！
