オスマン帝国外伝シーズン3には「イザベラ王妃」というキャラクターが出てきます。
一瞬あの「イザベラ王女」と同一人物かと思いましたが、実は全く別人です。
ハンガリー王サポヤイ・ヤノーシュの妻「イザベラ王妃」
スレイマンとのラブロマンスがあったカスティーリャ王国の「イザベラ王女」は架空の人物ですが、この「イザベラ王妃」は実在の人物です。
初めてオスマン帝国がハンガリーを手中にしたとき、直接統治はせず、トランシルバニアの王サポヤイ・ヤノーシュをハンガリー王に即位させました。そのサポヤイの妻が「イザベラ王妃」です。
史実ではサポヤイが病死したとき、サポヤイの子供ジグモンドはまだ生まれたばかり。そこでイザベラ王妃が息子の代わりに統治をします。
しかし、サポヤイはジグモンドが生まれる前に交わした約束で、フェルディナントを自分の跡継ぎとしていたため、サポヤイの死後ハプスブルグ家はハンガリーとトランシルバニアの領有を主張します。
追い詰められたイザベラ王妃はスレイマンに助けを求めるのです。
ドラマ内ではイザベラ王妃はオーストリアのフェルディナントに攻められて籠城し、スレイマンに助けを求めることになります。
イザベラ王妃役はMakbule Meyzinoğlu
ハプスブルグの軍に攻められ、息子とともに籠城していたイザベラ王妃を演じているのはMakbule Meyzinoğluです。
Makbule Meyzinoğluは19744年5月4日イスタンブール生まれ。高校卒業後、35ハーフアカデミーという演劇学校で演劇の道に進みました。テレビドラマでのキャリアの他、コカ・コーラなどの多くのCMに出演しています。
↓は出演作品の一つ güllerin savaşı (2014)
イザベラ王妃は我が子のためにスレイマンに助けを求めましたが、オスマン軍が到着してもスレイマン本人が来るまで籠城を解かないといい、スレイマンはイザベラ王妃親子を助けるためにハンガリーに向かうのですが、その遠征の最中、リュステムの策略によりムスタファ皇子はオーストリアの使節と面会してスレイマンに疑念を持たれることになります。イザベラ親子救出の話はドラマ内では、スレイマンとムスタファ皇子の溝を深くする前振りとなっているのです。
いかがでしたか?オスマン帝国外伝のドラマはいろいろな歴史的事実をちりばめつつ、それが伏線となってドラマに厚みを持たせています。そういうところがオスマン帝国外伝の面白さにつながっているのですね!いよいよ始まるシーズン3の放送を私も楽しみにしています。
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