オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

オスマン帝国外伝のキャスト陣が出演!「Annemin Yarası」が観てみたい

2016年公開のトルコ映画Annemin Yarası」(英題:My mother's wound)にはオスマン帝国外伝に出演した俳優陣が多く出演しています。

 

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メインキャストはメルィエム・ウゼルリとオザン・ギュベン!

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メインキャストに名を連ねているのは、Belçim Bilginとボラ・アッカスの他、ヒュッレム役のメルィエム・ウゼルリとリュステム役のオザン・ギュベンです。また、オザン・ギュベンはシナリオ制作にも参加しているようです。

他にもイブラヒム役のオカン・ヤラブクや、アフィーフェ役のSabina Ajrula、それにまだ登場していませんが、晩年のタフマースブ役のセルメット・イェシルも出演しています。

これはぜひとも観たいですね!

 

 気になるストーリーは?

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舞台は内戦後のボスニア。孤児院で育った主人公の Salih(ボラ・アッカス)は、18歳になって、孤児院を出ることになり、自分の本当の家族を探すために旅に出る。そこで自身の出生の秘密を知ってしまう。

 

ソビエト崩壊後勃発したボスニア内戦では、民族間の抗争により多くの悲劇が生まれました。この物語は内戦の最中、軍の司令官に辱められたイスラム教徒の女性の悲劇が描かれているのです。

 

ボスニア内戦とは

ボスニア内戦(ボスニアヘルツェゴビナ紛争)とは、ソビエト崩壊により始まったユーゴスラビア解体の動きの中、独立を宣言したボスニアヘルツェゴビナは主に4つの民族で構成されていたが、その内の一つセルビア人は独立に反対し、独立推進派のクロアチア人やボシュニャク人(ムスリム)と軍事衝突を起こす。

特に標的になったのがボシュニャク人で、民族虐殺やレイプなどの非人道的な行為が行われ、死者20万人、難民200万人という第二次世界大戦後最悪の被害が記録されている。

この映画では被害にあったボシュニャク人の孤児であるSalihが自分の出自を巡って苦しむ様子が描かれているのです。

 

いかがでしたか?内容としては、なかなか重たいストーリーとなっていますが、とても興味深い話です。正直、民族紛争については日本人にはなかなかピンとこないのですが、この悲劇については知っておくべきだと思います。

キャストもオスマン帝国外伝の出演者がたくさんいますので、是非とも大きいスクリーンで観たいですね!