オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

オスマン帝国外伝で気になった人物その11 オスマン帝国建国の祖、オスマン・ベイ

第22話でリュステムがセリム皇子とバヤジット皇子に話して聞かせたオスマン帝国建国の祖、オスマン1世の夢の話・・・とても興味深かったですね。

ちょうど、現在そのオスマン1世を主人公にしたドラマDiriliş OSMAN(仮)がブラック・オズチビット主演で制作されています。

 

 

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オスマン・ベイの夢のお告げが現実に?

オスマン・ベイは東ローマ帝国とルーム・セルジューク朝の国境地域に住む遊牧民の族長でした。

伝説によるとオスマンは、イスラム教の長老エデバリの胸から上がった月が自分の胸に沈み、そこから大樹が生えて、その根がチグリス、ユーフラテス、ナイル、ドナウの大河になり、枝葉は空をくまなく覆い、その葉は剣の形をしていて、風が吹くと「コンスタンチノープルの方角」を指すという夢を見ました。そのことをエデバリに話すと、エデバリは「オスマンの子孫が世界を支配する」ことを予言した夢だといい、自分の娘「マル・ハトゥン」をオスマンに嫁がせたと言います。

オスマン帝国の最大領土を考えると、その夢の通りになっていますね!

夢のお告げで建国されたオスマン帝国ですから、「夢」を大事にしているのもうなずけます。

 

伝説に彩られたオスマン帝国の建国の歴史

 

建国の歴史というのは往々にしてきらびやかな伝説が散りばめられているものですが、オスマン帝国の建国の歴史も例外ではありません。

アナトリアの小さな部族長が世界を支配する夢を見て、その夢の話を聞いた長老がその部族長が世界を支配すると思って自分の娘を差し出したなんて、できすぎた話です。

実際にはそんなきれいなものではなかったと思います。

オスマンは父エルトゥールにとって末っ子で、エルトゥールには他に息子が2人いました。部族を率いる父にも兄弟がおり、父が亡くなったときに跡継ぎ争いが勃発します。

オスマンが幸運だったのは、妻の父が長老で人望があったことと、親友になったギリシャ人ケセ・ミカルなど、有能な側近がいたことでしょう。

そういえばイブラヒムもギリシャ人でしたね・・・。もしかしてスレイマンはそのことも意識していたのでしょうかね?

 

小さな公国設立・・・セルジューク朝からの独立

当時西アナトリア東ローマ帝国セルジューク朝の国境地域で、大国から常に圧迫されていました。(オスマン帝国外伝でもアナトリアは常に不安定で反乱がしばしば起こっていますね)この地域は小部族がひしめき合っていてお互いに勢力争いをしています。オスマンのころはセルジューク朝に支配されていたこの地域でオスマンは独立をして建国することになりました。

この歴史の流れを知っていれば、スレイマンがイブラヒムに「新しい国」を建てることを許さないのも理解できます。国境地域に建国を許せばすきを見て独立するかもしれませんからね。

 

オスマン・ベイが主人公!Diriliş OSMAN(仮)

現在Diriliş OSMAN(仮)というドラマがブラック・オズチビット主演で制作されています。この秋放送開始ですが、今のところいつから放送開始かわかりません。

「Diriliş OSMAN」の放送日が決まっていない?不思議なトルコのテレビ事情 - オットマニアな主婦のブログ

 

オスマンの最初の妻「マル・ハトゥン」役として決定したのは「 Aslıhan Karalar」

だそうです。オスマンの妻は複数いるのですが、「マル・ハトゥン」との結婚により長老エデバリを味方につけたことで部族内で優位に立ったので、「マル・ハトゥン」はもっとも重要な役です。

 

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オスマン帝国建国の伝説をもとに描かれているのでこのドラマも日本で観られるようになるとうれしんですけどね!

特に、ファンタジー寄りか、あくまで歴史重視か興味あるんですよね・・・。オスマンの場合、伝説が多すぎるんで。

 

いかがでしたか?伝説に彩られて実像がよくわからないオスマン・ベイ・・・もしも視聴できる環境が整えば、ぜひとも観てみたいと思います。

 

 

 

 

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