オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

エルドアン大統領が「昨今のドラマ」に苦言

今や世界中に受け入れられているトルコのドラマですが、そのトルコのドラマ(特に現代劇)が若者に悪影響を及ぼしているのではと言及したエルドアン大統領。

一体何がよくないというのでしょうか?

 

西洋化したトルコの社会

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トルコのドラマが世界中で受け入れられたのは、内容の面白さ以外にも「見た目」と「現代的な社会」が欧米人に受け入れやすかったというのもあると思うのです。

日本や韓国のドラマは「見た目」が欧米人からすれば自己投影しづらいので、一部のマニアを除けば(時代劇は別ですが)受け入れにくいところがあります。

その点、トルコの俳優さんたちは、見た目的には西洋人に近く、生活スタイルも欧米と同じように見えます。

ただ、「トランスジェンダー」や、ゲイも登場しますし、独身のまま同棲生活を送る若者も登場するので、そういう部分に一部の保守層は眉をひそめているのは想像できます。

 

 

「未婚」を推奨している(?)ドラマに苦言を呈したエルドアン大統領

エルドアン大統領は、トルコでの出生率の低下は「結婚離れ」のせいだとして、若者の「晩婚・未婚化」を煽っているテレビ番組に対して苦言を呈しました。

トルコの若者がドラマなどに登場する性に奔放な主人公などに影響を受けて、未婚者が増えたとは思えませんが、エルドアン大統領はそのように語っているのです。

 

エルドアンは規制を強化するのか?

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もしもトルコのドラマや映画がイスラム化してしまったら、魅力は半減してしまうように思えます。個人的には米国のような過激な性描写はいらないとは思いますが、イスラム化してしまったら、女優さんは皆肌を隠した衣装しか着られなくなりますし、デートもできなくなってしまうので恋の話は進展しなくなります。50年前ならそれでもよかったかもしれませんが、現代の先進国ではそんな話は受け入れられないでしょう。

先日「トルコ初の純国産車」の式典でもドラマで「オスマン1世」を演じているブラック・オズチビットをゲストに呼んだエルドアン大統領。大統領が「古き良きオスマン帝国」を熱望しているからでしょうか?近頃オスマン帝国を舞台にしたドラマや映画がたくさん登場しています。

私はオスマン帝国のドラマも映画も大好きですが、「国策で」作られているのだとしたら、ちょっと興ざめしてしまいます。

私はトルコの現代劇も好きなので、今のままのトルコでいてほしいです。

 

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