シーズン3でミフリマーフとの結婚を成し遂げたリュステムですが、他の重臣たちとは険悪なまま、シーズン4では大宰相になっています。
リュステム排除を画策!ファトマ皇女がハレムに
ハティジェが亡くなり、シャー皇女も去った後宮に、さっそうと現れたファトマ皇女。
ファトマ皇女としては、ヒュッレムを排除し、ムスタファ皇子を帝位につけるためには邪魔なリュステムを排除しなければなりません。
まずは、大宰相になっているリュステムを降格させて夫のカラ・アフメト・パシャを大宰相にすべく、行動を起こします。
イニチェリからも命を狙われるリュステム
自分を敵視するムスタファ皇子排除を企むリュステムですが、ムスタファ皇子を支持するイニチェリ達から敵視され、命を狙われるように・・・。
人望のないリュステムは次第にスレイマンの信頼を失っていくことになり、とうとう大宰相の地位から転落する羽目に・・・。
再起を狙うリュステム
リュステム失脚後、カラ・アフメト・パシャが大宰相に任命され、リュステムにとって
は屈辱の日々が訪れます。
しかしリュステムは再度大宰相に返り咲くため、あらゆる手を尽くすのです。
史実のリュステム・パシャ
ミフリマーフと結婚したリュステムは、1544年大宰相スレイマンがヒュスレヴ・パシャと刃傷沙汰になって失脚したため、大宰相に任命されました。
しかし1553年ムスタファ皇子処刑に不満を持ったイニチェリの不穏な空気を察したスレイマン1世に全責任を押し付けられて大宰相を解任されます。
その後、ヒュッレムとミフリマーフの働きかけで、1555年リュステムは再度大宰相に任命されるのです。
リュステム・パシャの最期
リュステムとミフリマーフの仲は、ムスタファ皇子の処刑後さらに険悪になっていき、それまでリュステムの「盾」となっていたミフリマーフがリュステムを見限る日がやってきます。
ミフリマーフの決意がリュステムの命運を決めてしまうのです。
史実ではリュステムは1561年、大宰相の地位のまま亡くなっています。しかし、どうやら自然死のようで、特に記述がありません。
実はオスマン帝国で大宰相の地位のまま自然死したものはほとんどいません。(大抵は失脚か処刑されている)しかし、ドラマでのリュステムは「因果応報」な最期となっています。
ミフリマーフに見限られたのが「運の尽き」という感じでしょうか。
いかがでしたか?シーズン4ではますます「悪役」になっていくリュステムですが、史実のリュステムはどちらかというと、スレイマンやヒュッレムに「利用された人」のように見えます。特に、ムスタファ皇子を処刑したのはスレイマンなのに、矛先がリュステムに向いたのはかわいそうな気がします。そのせいで「悪役」にされたのだとしたら、なんだかな~って思ってしまいます。