オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

映画「ブラック・ウォリアーズ」を見て気になったこと

以前紹介した「ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊(原題:Deliler)は、日本でも公開されましたが、見逃してしまった人も、amazon videoで、レンタル視聴することができます。

f:id:Tomotomo3:20200629142442p:plain



あらすじ

www.youtube.com

ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)は、「神の子」と名乗り、逆らうものに残虐の限りを尽くしていた。父によりオスマン帝国に人質にされたことで屈折してしまったヴラドは、全人類を滅ぼすために恐ろしい病原菌をネズミに仕込んで世に放とうとしていた。

スルタンの命により、デリラと呼ばれる騎兵団がヴラド公を討つために立ち上がる。

 

ヴラド公は父に捨てられたことで厭世的に?

www.instagram.com

映画の中で描かれているヴラド公の残虐行為は、オスマン軍に対してではなく、村人に向かっています。オスマンの宮殿でメフメト2世と共に育ったというヴラドが、「傲慢な」メフメト皇子に屈辱的な扱いを受けたと恨んでいるという設定になっています。

史実では、ワラキアに攻め入ったオスマン兵士や先鋒隊のブルガリア兵を串刺しにしてさらし者にしたという話ですから、あまりにも違います。まあ、トルコ映画なので、敵を悪く描くのは仕方ないかもしれませんがね・・・。

とにかく、女子供まで残虐に殺すヴラド公の非正規兵。自らを「神の子」というヴラドは全人類を滅ぼすと「父」(神)に誓うのですが、ヴラドは「自分をオスマン帝国に置き去りにした父(ヴラド2世)」のように自分を見捨てないようにと祈るのです。

父親に捨てられたことが彼を屈折させたということなのでしょうか?

 

全人類を滅ぼす?殺人生物兵器!?

ヴラドは、錬金術師に命じて「病原菌」をネズミに仕込んで、世に放とうとするのですが、「病人の血」をネズミに投与して病気に感染させていました。この時代だとおそらくペストでしょう。それにしても、トルコって「血で病原菌を~」みたいな話が多いなあ・・・「ミア・ザ・ヴァンパイア」や、「プロテクター」にもあったし・・・。なんか、「イスタンブールは疫病で滅ぶ」とかいう伝説でもあるんでしょうかね?

(今、蔓延してるコロナウイルスも兵器説あるけど、やっぱり「疫病」って怖いよね・・・早く収まって欲しい)

 

オスマン帝国外伝の出演者も!

www.instagram.com

「ブラック・ウォリアーズ」には、ヌル・フェタフォール(言わずと知れたマヒデブラン)とYetkin Dikincile(シーズン4で登場してくるカラ・アフメト・パシャ)も出演しています。特に、Yetkin Dikincileは、デリラの親方役です。

 

「ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊」は、アマゾン・ビデオで購入も、レンタルも可能↓