新型コロナ流行のため、トルコでも多くのドラマや映画の撮影が休止しています。
今日もトルコもロックダウンされるというニュースがあり、当分の間撮影再開もままならないようです。
しかし、現状この状態が長引くと思われるため、成人したバヤジット皇子を演じたAras Bulut İynemli主演の「Çukur」というドラマでは、新たな試みとして出演俳優たちが、各々の自宅で演技をして撮影したものを組み合わせてドラマを制作するという荒業(?)を編み出しました。
「Çukur」
トルコで放送されている連続ドラマ。Çukurという町を仕切る一家と、対抗勢力との抗争を主軸にしたドラマ。
最新作「Çukur」26話
今回の放送は過去に撮影したものと、自宅撮影のものを組み合わせて制作されました。
トルコの連続ドラマは大抵2時間越えなんですが、今回は56分と短め。
↓はそのドラマのワンカット。
公式チャンネルを貼っておきますので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょう?(ただし、トルコ語のみ)
視聴者の評価は?
肝心の評価ですが、残念ながらあまり評判は芳しくありません。ソーシャル・ディスタンスのため、絡みが全くなく、(過去撮影分以外は)会話は主に電話なので、どうしても違和感があります。
まだまだ手探りでの制作ですから仕方ないですが、コロナが長引けば、こういう制作方法を取るところが増える可能性もありますね。もしかしたら、とんでもなく斬新な作品もできるかもしれません。
いかがでしたか?日本でもドラマの撮影が休止しているようですし、今後このような撮影が行われる可能性もあります。もちろん、コロナ終息が一番望ましいのですが、苦肉の策で全く新しい手法が生まれるかも・・・必要が生み出すイノベーションに期待したいです。