オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

英国のヒュッレム⁈ アン・ブーリンの生涯を描いた映画「ブーリン家の姉妹」

netflixで配信されている映画「ブーリン家の姉妹(原題:The Other Boleyn Girl)」は2008年公開の英米合作歴史映画です。

アン・ブーリンナタリー・ポートマン、メアリー・ブーリンをスカーレット・ヨハンソンが演じています。

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アン・ブーリンとは

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アン・ブーリンイングランド王ヘンリー八世の二人目の妻で、エリザベス1世の生母です。

ヘンリー八世がカトリックと決別するきっかけになったことで知られていますが、王の心変わりにより、処刑されてしまうという悲劇の女性です。

しかし映画では、もともと王の愛人であった妹メアリーから手練手管で王を誘惑して奪い、愛人では満足できないと、当時キャサリン・オブ・アラゴンと既婚だった王をたぶらかしてキャサリンとの結婚無効を宣言させます。

「王妃になって跡継ぎを産む」と、豪語するアン。

しかし、アンが産んだのは女の子でした。ただでさえ気持ちが離れつつあった王はますますアンに興味を失っていきます。

(王の気持ちが自分から離れていくのを引き留めるためにメアリーにすがったりする姿はまるでヒュッレムみたいです。ヒュッレム嫌いな人はアンの事絶対嫌いでしょうね!)

 

 

映画のストーリー

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ヘンリー八世には世継ぎとなる男子がいない。王が男子を得るため愛人を捜していると知ったブーリン卿は、アンを王の愛人に仕立てようとするが、王が見初めたのは妹のメアリーの方だった。メアリーは既婚だったが、夫の出世や家族への恩恵のために宮廷入りする。ブーリン卿は王に不評だったアンをフランスに追いやる。

程なくメアリ―は懐妊し、大事を取って王から遠ざけられる。

王を他の愛人に奪われないよう、ブーリン家ではアンを呼び戻し、メアリーのお産が終わるまで王をつなぎとめるよう命じる。

フランスから戻ったアンは以前とは違い、王の気持ちを引き付けることに成功する。

しかしアンは、「自分が王妃になる」と、メアリーに宣言する。

 

舞台は16世紀!ヒュッレムと同時代に生きた「肉食系女子

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アン・ブーリンは1501年生まれ、ヒュッレムは1502年頃の生まれと言われていますので、まさに同じ時代に生きた女性です。

どちらも強大な王から寵愛を受け、他の女から王を奪い取って、その時代にはありえない方法で結婚を果たしています。

大きな違いは、アン・ブーリンは王から見限られて処刑されたことです。

映画では、アン・ブーリンは必死に王をつなぎとめようとしますが、かえってドツボにはまって王の逆鱗に触れてしまい、家族からも見捨てられてしまいます。

実際、オスマン帝国外伝のヒュッレムと大差ない行動ですが、キリスト教が一夫多妻を認めていなかったのが災いしたのかもしれませんね。

 

いかがでしたか?私は「オスマン帝国外伝」が好きな方は結構好きかもと思いました。

自分の妹まで蹴落としてまで上り詰めたアンが、最後には処刑されてしまうのを見て、ヒュッレムが嫌いな人は留飲が下がるかもしれませんね。