こちらで紹介したブラック・オズチビット主演のドラマ「Kuruluş:Osman」は、オスマン1世の生涯を描いたドラマです。
そのオスマン1世の父、エルトゥールルの生涯を描いたドラマ「Diriliş: Ertuğrul」の主役を演じたエンギン・アルタガン・ドゥズヤタンのインタビューが、ユヌス・エムレ東京センターの主催で行われました。
Prof. Dr Şeref Ateş (シェレフ・アテシュ博士)が問うライブプログラム, 今週のゲストは、世界中で爆発的にヒットしたドラマ”エルトゥ―ル”主演男優 エンギン・アルタガン・ドゥズヤタン@eadksk @serefatess @yeeorgtr
— Yunus Emre Enstitüsü Tokyo / ユヌス・エムレ トルコ文化センター (@yeetokyo) 2020年6月11日
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オスマン帝国の始祖、エルトゥールル
オスマン1世の父という以外は詳細不明。第二代皇帝オルハンが寄進したワクフの記録にエルトゥールルの名が記載されていることで実在であったことだけは分かっています。
伝説によると遊牧民の族長の家系で、その父スレイマン・シャーの時に、モンゴル帝国の襲撃から逃れるためにアナトリアに入り、ルーム・セルジューク朝の庇護下に入ったという。
この時、スレイマン・シャーが三日月を目印に西に向かったという伝説があり、これがオスマン帝国と現在のトルコの国旗にシンボルとして描かれている。
オスマン帝国の始祖を描いたドラマ Diriliş: Ertuğrul
伝説のエルトゥールルを描いたドラマ、「Diriliş: Ertuğrul」は、彼の伝説をもとに構成されています。
トルコでは現在「オスマン帝国ブーム」で、次々とオスマン帝国を舞台にしたドラマが作られていますが、その中でもこの「Diriliş: Ertuğrul」と、現在放送されている「kuruluş osman」は、建国の祖であるエルトゥールルとオスマン1世を神格化する作品で、エルドアン政権の肝いりで作られた作品です。
群雄割拠するアナトリアを平定して、のちの大帝国の礎を築いた英雄の物語にトルコの民族派の人々は熱狂しています。
エルトゥールル役はエンギン・アルタガン・ドゥズヤタン(Engin AltanDüzyatan)
民族の英雄を演じているエンギン・アルタガン・ドゥズヤタンは、1979年7月26日イズミル生まれ。
祖父がトルコ系ユーゴスラビア人だという。2001年大学卒業後、イスタンブールに移り、劇場やテレビで演技をし、ディヤルバクル州立劇場で監督もしています。
2011年には「Bir avuç deniz」という映画でロサンゼルス映画祭ベストアクター賞を受賞しました。
「Bir avuç deniz」の予告編↓
いかがでしたか?エンギン・アルタガン・ドゥズヤタンは、現在放映中の「Kuruluş:Osman」へのエルトゥールル役での出演を否定していますが、視聴者は彼の登場を熱望しているようです。
もうすぐオスマンが父との再会のシーンがあるのですが、誰がエルトゥールル役かは伏せられているので、もしかしたらサプライズでエンギンさんが登場するかもしれません。その方が絶対話題になるでしょうね!