オスマン帝国外伝で、セリム皇子と熾烈な跡目争いを繰り広げているバヤジット皇子役のAras Bulut Iynemliが主演を務めたトルコ映画「七番房の奇跡（Yedinci Kogustaki Mucize）」が、オスカーの最優秀外国語映画賞にノミネートされました。
Yedinci Kogustaki Mucize（2019）
「Yedinci Kogustaki Mucize」は、「七番房の奇跡」という韓国映画のリメイクです。
知的障害のある主人公メモ（Aras Bulut Iynemli）が濡れ衣で死刑判決を受けて刑務所に入れられてしまい、幼い娘のオヴァはメモの無実を信じて必死に周囲に訴え続ける。
果たしてメモに奇跡は起きるのか？
この映画にはオスマン帝国外伝でアトマジャを演じたSarp Akkayaが、必死に無罪を訴えるオヴァにほだされる刑務所の所長役として出演している。
これが、スーツに眼鏡と姿のため、声を聞くまで全く気付かなかったｗ
この所長は主人公メモとの絡みが多く、オットマニア的には違う感慨もあったりします。
他にも、成人したムラト皇子を演じたSerhan Onatや、ヒュッレムの側近だったリニュフェル役を演じたHayal Köseogluも最後に一瞬だけ出演しています。そして重要な役としてはこれもオスマン帝国外伝にちょっとだけ出ていたIlker Aksumも重要な役で登場します。
この映画では子役のNisa Sofiya Aksongurちゃんが本当に上手で、かわいくて素晴らしいです。この子だけでも見る価値があると思います。
ちなみにこの映画はNetflixで配信されていますので、契約している方は是非ご覧になってください。
Ova役はNisa Sofiya Aksongur
Nisa Sofiya Aksongurちゃんは2011年3月30日イスタンブール生まれ。
2016年Adini sen koy というドラマで子役としてデビューしました。
同じ時期にオスマン帝国外伝の続編Kösemで、キョセムの娘Hanzadeとして出演しています。
最新作はYeni Hayat というドラマです。↓
トルコ映画の、しかも知っている俳優さんが出ている映画がオスカーにノミネートされたというのは嬉しい限りですね。
バヤジット皇子役のAras Bulut Iynemliと、アトマジャ役のSarp Akkayaが、同じ場面に出てくるのはなかなか感動的でした。
しかも、オスマン帝国外伝とはまるで違う二人の演技は、二人の実力を覗わせます。
機会があればぜひ観て欲しい映画です。
