オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

ブラック・オズチビット主演映画「レッド・ホークス」

オスマン帝国外伝でマルコチョールを演じ、日本でも人気のブラック・オズチビット主演の映画「レッド・ホークス」(原題:Can Feda)は、Amazonプライムで観ることができます。

 

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ストーリー

特殊部隊「レッド・ホークス」はテロ組織との戦闘で窮地に陥るが、空軍の支援によって窮地を脱する。しかしその空軍機が敵陣内に墜落してしまう。レッド・ホークスは、命の恩人であるそのパイロットを救出するため、上層部が止めるのも聞かず、危険地帯に潜入する。

 

国策映画?

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ブラック・オズチビットはとてつもなくカッコよい隊長として描かれていますが、いかにも国威発揚的な内容となっていて、その辺が鼻についてしまいます。

あまりにも露骨な表現のため、そのことを全く隠す気がないんだなあと複雑な気持ちになってしまいました。

例えばレッド・ホークスが紛争地帯にすむ人々に感謝される場面では、トルコ軍を「救世主」とみなしていて、人々はトルコ軍を涙を流して歓迎しています。

テロリストが悪であるのは間違いないのですが、「自分たちは清廉潔白」だと言い切るのはちょっとしらけますね。

これが時代劇やファンタジーならそこまで気にならないと思いますが、この舞台は現在も紛争がある地域で、どちらが正義と決めつけられない部分もあります。そこが観ていてちょっと引っかかるところです。

あからさまなセリフがなければ、ストーリーはありがちな内容なのでまだ楽しめたかもしれません。

 

主な出演者

主演は言わずと知れたブラック・オズチビット。他に唯一の女性キャラクターとして登場する女医さんはオスマン帝国外伝でイザベラ王女を演じたメリケ・ヤロバです。

そして、ブラック・オズチビット演じる隊長の「戦友」のパイロットは、ドラマ「ミア・ザ・ヴァンパイア」でヴァンパイアの首領ドミトリを演じたケレム・バーシンです。

 

ケレム・バーシン

 
 
 
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ケレム・バーシンは1987年6月4日イスタンブール生まれですが、12歳の時に家族でアメリカに移住、高校生の時に全米高校演劇コンクールで最優秀俳優賞を受賞しました。大学でも演劇を学び、アメリカのテレビドラマなどにも出演しながらトルコでも仕事をするようになりました。

英語が堪能なため、自分が出演した作品の吹き替えは自身でやっているようです。

2013年 Güneşi Beklerken という青春ドラマで主役の一人に抜擢され、そのころからはトルコが主な活躍の場になっています。

舞台などでも活躍するほか、端正なルックスで人気が出て、多くのコマーシャルにも出演しています。

他に日本で観ることができる出演作品としては、Netflixのドラマ「ミア・ザ・ヴァンパイア」があり、イスタンブールに君臨する「不死者(ヴァンパイア)」の首領ドミトリを演じています。

※そういえば「ラスト・プロテクター」でも不死者が登場していましたが、「千年の都イスタンブール」なら、そんな怪物が生息していても不思議ではありませんね(笑)

 

 

 

 

 

 

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