とうとう最終話まで来てしまい、衝撃のラスト(?)を迎えたオスマン帝国外伝シーズン3ですが、皆さんどんな感想をお持ちになったでしょうか?
今回は、シーズン3を振り返ったうえで、シーズン4に向けての気になったことを書いていきたいと思います。
ミフリマーフとリュステムの関係
シーズン3ではミフリマーフを恋焦がれ、シャー皇女からの誘いを断ってヒュッレム側につき続け、最後は追放されたヒュッレムを救い出す見返りにミフリマーフとの結婚を認めさせたリュステム。
自分がミフリマーフから愛されていないと知っているからなのか、結婚後もマルコチョールに激しく嫉妬し、ミフリマーフにあきれられる始末・・・。
マルコチョールが宮殿から離れることになるシーズン4では、焼きもちを焼く相手もいなくなり、大宰相にもなるリュステムは、幸せいっぱい・・・かと思いきや、そういうわけでもなさそうです。
シーズン4での二人の関係についてはまた改めて書きますが、母親となり、強くなったミフリマーフがリュステムをどのように扱うか、シャー皇女やハティジェを見ていれば何となくわかります。まして、シャー皇女から「ヒュッレムそのもの」と言われるほどしたたかさを持つミフリマーフですからね・・・推して知るべし、と言ったところでしょうか?
メフメト亡き後のマニサ県軍政官は?
「玉座に最も近い県」マニサを追われたムスタファ皇子は失意で完全にやる気を失っていましたが、マヒデブランの「起死回生」の策略でメフメト皇子が暗殺され、またもマニサの県軍政官のポストが空席になってしまいました。
当然ここに誰かを入れなければならないわけですが、それが誰になるかが問題です。
マヒデブランは当然ムスタファ皇子をここに戻すためにメフメト皇子を暗殺したわけですが、そううまくいくのでしょうか?
スレイマンの気持ちを考えたら、そう簡単ではない気がします。
シーズン4前半ではまず、その話が主軸になっていくのですが、そこにも当然ヒュッレムが絡んできます。
イニチェリに慕われるムスタファ皇子
シーズン3でも垣間見れるイニチェリのムスタファ皇子への忠誠心。他の皇子たちよりもイニチェリからの支持があったムスタファ皇子へのスレイマンの処遇がイニチェリの中に不満と疑念を呼ぶことになります。
その事が結果的にムスタファ皇子を不幸にするかもしれません。
大人になった皇子たち
マヒデブランに暗殺されてしまったメフメト皇子も含め、皆ムスタファ皇子を慕っていたのですが、マニサを巡る跡目争いで少しづつ関係が変わってしまいました。
特に注目すべきはセリム皇子です。史実では彼がスレイマンの跡継ぎとなるのですが、今のところは戦場でも宮殿でもいいところなしのセリム皇子が、この後なぜ跡継ぎになれたのか不思議ですよね?
そのあたりもシーズン4では描かれるのですが、そこにはヒュッレムとリュステムそれにミフリマーフも大いに関係しています。
そして、もう一人シーズン3では出てきていない人物が関わっているのです。
それは悪名高き(?)「ヌル・バーヌ」です。私はヒュッレムの事を知る前からこの名前は聞き覚えがありました。何で知ったのかあまり覚えていませんが、なぜか知っていました。おそらく何かの本で読んだのだと思いますが・・・。
そして、セリム皇子と言えば、犬猿の仲のバヤジット皇子。彼もシーズン4では複雑な立場になります。オスマン帝国外伝はスレイマン1世が主人公ですが、実は最終話はセリム皇子とバヤジット皇子の話になります。
史実とは言え、とても切ない最期になっています。
シーズン4ではセリム皇子が皇帝になっていく過程で、なぜ彼が大酒飲みになってしまったのかも描かれていますが、今は彼なりの葛藤があったとだけ書いておきます。
オスマン帝国外伝シーズン3を観終わって、次のシーズンを観るかどうか迷っている方も多いと思います。
でも観ていただきたいんですよね・・・次につなげるためにも・・・できれば続編の「Kösem」につなげたいので。
オスマン帝国の「女人の統治」は、ヒュッレムに始まり、キョセムで終わるんです・・・ですから、個人的にはここまで観ないと、完結しないような気がします。
もしも関係者の方が読んでくださっているのなら、どうか「Kösem」を日本に持ってきてください!お願いします!!