オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

オスマン帝国外伝シーズン3のキャスト ヒュスレヴとスレイマン・パシャ

ハティジェの再婚相手になり、エキセントリックなハティジェに最後まで振り回された気の毒なヒュスレヴと、ルトフィーの突然の失脚で唐突に大宰相に任命された、スレイマン・パシャは、シーズン3の後半で登場し、シーズン4ではいつの間にか姿を消してしまいます。

 

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ヒュスレヴとスレイマン・パシャの確執

史実では、1544年11月にエジプトの軍政官になっていたヒュスレヴと大宰相スレイマン・パシャの確執が顕著になり、ヒュスレヴが短刀を抜いてスレイマン・パシャと刃傷沙汰になったため、スレイマン1世に二人とも同時に解任されたとあります。

この結果、リュステムが大宰相に昇格することになるのですが、そのあたりの事はドラマでは描かれていません。

(シーズン4ではすでにリュステムが大宰相になっています)

ルトフィー失脚後、ヒュスレヴは大宰相になれると思っていたのですが、意に反してスレイマン・パシャが大宰相に任命されたため、スレイマン・パシャに対してあまりいい感情がなかったようで、ことあるごとに対立していたようです。

それがあるとき、刃傷沙汰に発展してしまったのですが、その陰にはリュステムとヒュッレムの暗躍があったといわれています。

 

事件の後、ヒュスレヴは自宅謹慎を言い渡されましたが、それに抗議してハンガーストライキをして17日後に命を落としています。

レイマン・パシャの方はマルカラに追放になり、3年後にそこで亡くなりました。

 

ヒュスレヴ役はLuran Ahmeti

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Luran Ahmetiは1974年7月31日マケドニアスコピエ生まれ。

アルメニア系のマケドニア人です。

幼いころは母親の故郷であるコソボで過ごし、スコピエの大学で心理学や演劇を学びました。その生活環境から、マケドニア語やトルコ語以外に、セルビア語、アルバニア語、英語が堪能です。

 

1996年からマケドニアの劇場で舞台演劇に出演し、その後は演劇の他、テレビドラマや映画にも数々出演しています。

 

出演した映画Bal – Can – Can(2004)の一場面↓

 

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現在はマケドニアLena i Vladimir というドラマを制作中のようです。

 

レイマン・パシャはİbrahim Raci Öksüz

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İbrahim Raci Öksüzは1957年イズミル生まれ。大学では舞台演劇を学び、舞台の他、映画やドラマ、声優もこなし、スケッチ作家もしています。

↓は出演している舞台の一場面。

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いかがでしたか?ドラマの中でヒュスレヴはハティジェと結婚したことで、ダマトになったにもかかわらず、大宰相になることもなく失脚してしまいました。

史実ではヒュスレヴがハティジェと結婚することはなかったのですが、大宰相になれずに失意のうちにこの世を去ったのです。

レイマン・パシャの方も、リュステムを大宰相にするためにヒュッレムとリュステムに嵌められ、ヒュスレヴと共に失脚しました。

シーズン4ではヒュスレヴとスレイマン・パシャが消え、いよいよリュステムが大宰相になります。大宰相に上り詰めたリュステムは、今度は防戦を強いられることになるのです。