海軍提督として活躍し、ドラマではムスタファ皇子の良き理解者となっているフズル。
シーズン4ではますますムスタファ皇子に肩入れし、皇子やマヒデブランから絶大な信頼を得ることになります。
史実のハイレッディン
フズルは兄のウルチとともに「バルバロス兄弟」と呼ばれ、海賊としてヨーロッパ諸国から恐れられていました。
バルバロスという名は「赤ひげ」を意味するとも、「バルバリア海賊」を意味するともいわれていて、ドラマでもフズルは赤ひげを蓄えています。
本来はイスハーク、ウルチ、フズル、イリヤスの4人兄弟ですが、特に有名なのはウルチとフズルです。
ウルチはオスマン帝国の支援をうけてロードス島の聖ヨハネ騎士団と戦いましたが、襲撃に失敗して捕らえられ、戦いに参加していた弟のイリヤスは殺害されたしまいました。
ウルチはオスマン帝国から身代金を払ってもらい、騎士団から解放されています。
その後、ウルチはオスマン海軍を避ける形で、エーゲ海からチュニスに拠点を移して海賊活動をするようになり、フズルはそれに合流することになりました。
その後の戦いでウルチが片腕を失ってしまい、フズルが代わりを務めることになります。
ウルチの代わりに海賊長になったフズルはジェノバ海軍との戦ではアンドレア・ドリア提督率いる艦隊に敗戦し、チュニスに逃げ帰ったようです。
アンドレア・ドリアとの因縁はこの頃からあったのですね!そう思うと、プレヴェザの海戦でのフズルの闘志も分かる気がします。
ドラマではムスタファ皇子の「義父」に
シーズン4ではフズルの娘、ミフィルニーサがムスタファ皇子の妻になり、皇子とは義理の親子となります。
フズルは追い詰められたムスタファ皇子の後ろ盾として奮闘します。
この話は史実ではありませんが、もし本当だったら相談相手のいないムスタファ皇子にとっては心強い「義父」だったでしょうね。
フズル役はトルガ・テキン
トルガ・テキンは1973年3月19日アンカラ生まれです。 意外と若いですね!
Hacettepe 大学で、舞台芸術を学び、卒業後はアダナ州立劇場で舞台に立ちました。
その後、アンカラ州立劇場の専属俳優となり、現在もそこに在籍しています。
2013年には女優のゼイネップ・コルトゥークと結婚しましたが、翌年離婚しています。
最新作としては、2020年netflixで配信予定の「ottoman rising」に出演していて、配信は1月24日となっています。
内容的には征服帝メフメト2世を中心に描かれたものだそうです。なお、この作品にはスンビュル役のセリム・バイラクタルも出演しています。
いかがでしたか?トルガ・テキンはドラマも出演していますが、基本的には舞台を中心に活動している役者さんでした。日本ではなかなかお目にかかれませんが、もしチャンスがあったら劇場でのトルガ・テキンを見てみたいですね!
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