netflixで配信されているファンタジードラマ「ラスト・プロテクター」が完結。そのドラマで主人公ハカン(チャガタイ・ウルソイ)の敵役ファイサルを演じたオカン・ヤラブク。
彼の演じる「ファイサル」は、単純な悪役ではなく、主人公との不思議な「因縁」をもつ複雑な役でした。
netflixオリジナルドラマ「ラスト・プロテクター」
ごく普通の青年ハカン(チャガタイ・ウルソイ)は、ひょんなことから自分が特別な存在であることを知る。
大富豪のファイサル(オカン・ヤラブク)の元で働くことになったハカンは、ファイサルの正体を知り、「自分の使命」と、そのために払われる多くの「犠牲」のはざまで苦悩する。
シーズン4の見どころは、メフメト2世時代と現代を行き来するハカンとファイサルの戦いです。
ハカンは自分の先祖である初代守護者の体に乗り移り、「不死者」との戦いに秘められた「真の理由」を知ることになります。
「愛」と「裏切り」が、数世紀にわたる人類と不死者との戦いにつながっているのです。
味方かと思えば敵、敵かと思えば味方?!
ファイサルは大富豪でイスタンブールを陰で支配する存在。役人、警察などあらゆるところに仲間を潜入させているという設定。
オカンさん演じるファイサルは、最初はハカンの憧れの存在だった。しかし、実は1000年以上生きてきた「不死者」なのだ。
そういえば、同じnetflixで配信中のドラマ「ミア・ザ・バンパイア」でもイスタンブールは「バンパイア」に陰で支配されてたな。やはり「古都」には魑魅魍魎が生息する?↓
ファイサルはあることのために「イスタンブールの守護者」を捜していた。
そして、とうとうハカンが「守護者」であると知る時が来てしまう。
シーズン1、2ではファイサルの正体が徐々に明らかになり、ハカン自身の出自も明らかになっていく。そしてファイサルの「真の狙い」も明らかに。
ファイサルの真の狙い
ファイサルの妻リアは、守護者であるハカンの先祖に殺されていた。リアを生き返らせるには「守護者」であるハカンの血が必要だったのだ。
ファイサルの妻への愛は本物だが、その愛がファイサルの弱点となっている。
リアを愛するあまり、一時はハカンとともにリアを追うことになる。
この辺のファイサルの心境は複雑。「愛する妻」を自分の手元に置くために、敵である守護者とも手を組む。一瞬もしかしていい奴かと思ってしまうのはオカンさんの演技のたまものかも?
最強に見える「不死者ファイサル」には妻という原動力にも弱みにもなりうる存在がいた。愛に翻弄される姿はイブラヒムと被って見えるのは私だけ?
シーズン4の舞台はオスマン時代と現代
シーズン4では、オスマン時代のファイサルが出てくる。「イブラヒム」役の時よりは質素な服装。皇帝はメフメト2世?なら出てくる宮殿は「トプカプ宮殿」じゃないな~
なんて思いながら鑑賞。ターバン姿だとやっぱりイブラヒムを連想してしまうw。
そして、ドラマの結末。あまり言うと面白くなくなるのでかけないが、ちょっとびっくりした。
過去に戻って過去を変えてしまったために未来が変わってしまうという展開。
ラストまで観るとますますファイサルが憎めない存在になってしまった。
悪役として憎々しい演技をしている時は「こいつ~(# ゚Д゚)」と思わせるし、愛する人への一途な思いは「不死者」という化け物なのに「人間ぽさ」を感じるし。一瞬本当はいい奴?と思わせてから「やっぱりクソ野郎」と思わせたり・・・。
やはりオカン・ヤラブクは名脇役だと思う。多分これからも変幻自在な演技を見せてくれると期待してます。
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