前作でのメルィエムさんの突然の降板で、ヒュッレム役を引き継いだヴァリデ・ぺルチンさんが、トルコ俳優組合の選挙で次期会長に選任されました。
俳優組合Oyuncular Sendikası
トルコの俳優組合は2011年に、舞台、映画、テレビなどに出演する俳優の権利を保護するために結成されたユニオンで、演技者のための保険成立や、子役の労働条件改善などを目指し、成立当初は63人の俳優らで構成されていました。
初代会長Memet Ali Alaboraは、2014年まで会長を務めていましたが、同年9月の総会でオスマン帝国外伝でファトマ皇女を演じたMeltem Cumbulが2代目会長に選出されました。現会長は、Netflixで配信された「レイラは永遠に」でレイラを演じたDemet Akbağです。
ちなみに初代会長Memet Ali Alaboraは、2013年に起こった「ゲジ公園開発反対デモ」を支持したことから、エルドアン政権に目をつけられていたようで、2018年に「国家転覆罪」なんていう物騒な罪で逮捕状が出ていましたが、どうやら無罪になったようです。
もともと俳優陣は現政権には批判的な人が多いので、この組合自体も目をつけられている可能性が高いので、ぺルチンさんが矢面に立つのはちょっと心配ではあります。
Hülya Avşar(サフィエ役)市長選に出馬か?
選挙と言えばこんなニュースも「キョセムでサフィエを演じているHülya Avşarがエルドアン率いるAK党から市長選挙に出馬か?」というもの。
ただ、このニュースの続報は無く、上の記事でも本人はなんだかはぐらかしているような受け答えなので、若者に人気がないエルドアン政権が客寄せパンダとしてHülya Avşarの名前を勝手に出しただけなのかもしれません。
Hülya Avşarはリベラルが多い俳優陣では珍しく保守派なんですね。ということはこの組合には入ってないのかな?だとしたら周りがリベラルばかりで仕事やりにくくないのかなあ?
昨年癌が再発したのではと心配されていたぺルチンさんでしたが、会長の仕事ができるほど元気になられたのを知りホッとしました。
でも、本当はドラマや映画での活躍を見たい!
次はぺルチンさんが新ドラマに出演するというニュースが聞きたいものです。