主人公キョセムとはもっとも長い付き合いとも言える謎の女戦士ギョルゲ。
しかし彼女の素性や立場がわからないまま、命を落としてドラマから退場してしまいました。
ギョルゲとはなんだったのか?
いつもなら分かりやすく「宦官長」、「小姓頭」などの役職名を入れてくれるチャンネル銀河さんなのに、彼女についてのキャプションはつけられることもなく、結局そのまま退場してしまったギョルゲ。
もしかしてチャンネル銀河さんもわからなかったのかもw
中の人がイギリス人で、トルコ語が苦手だったからなのか、舌を切られて話ができない設定だったので声すら出すことがなく、手話と表情で演技を続けるという、なかなか不思議な設定でした。
しかも女性なのに男装で、男たちと行動を共にしたりね・・・。
異教徒の設定だったのか?あの時代にそんなことが許されたのか?
ツッコミどころ満載のギョルゲって一体?
勝手に憶測「ギョルゲ」の存在意味
アナスタシアことキョセムが宮殿入りする過程で、アナスタシアと心を通わせて親しくなっていくギョルゲは黒人で女性。
もしかしたら「黒人」で「女性」ってことがポイントなのかもしれません。
オスマン帝国は、アフリカにも領地があったため、黒人奴隷も当然存在していました。
実際ハレムで女性たちの世話をする宦官は基本黒人宦官だったと言われています。ビュルビュルやハジェも本当なら黒人だったはず。
なのに前作では一人の黒人も出てきませんでした。私は面白ければ別に気になりませんでしたが、昨今のポリコレ事情を考えると、海外にドラマを輸出する上ではちょっと考えなければならない問題なのかも。
ところでギョルゲ役のサシャ・ペレラは両親はスリランカ人でご本人はロンドン生まれ、現在はベルリン在住で、トルコとは全く関係ない上に本業はミュージシャンなんですよね。ですからおそらくトルコ語は苦手なんじゃないでしょうかね?だから話ができない設定になってるんだと思います。
じゃあトルコに黒人がいないのかと言えば、実はトルコにはアフリカ系のルーツを持つトルコ人も10万人も存在していて、イズミルには大きなエスニック・コミュニティーも存在しているようです。
10万人もいらっしゃるんですから、芸能関係の仕事をしているアフリカ系トルコ人もいるのに、なぜ彼女を抜擢したのか?ドラマ的には謎ですが、「ポリコレ対策」ならまあ理解できなくもない・・・。「女性」で「黒人」のかっこいいキャラを作り出して散りばめたというか。あの役は明らかに架空のキャラクターですからね。歴史マニアからツッコミを入れられないようにできるだけ非現実的な役に仕立てて外国人を抜擢したんじゃないかとw(あくまで個人の見解)
いかがでしたか?今回はギョルゲとは一体何だったのかについて考えてみました。
私は「ポリコレ対策」要員だったんじゃないかと結論付けました。もちろん、あくまでも個人的な憶測ですので、間違っていたらすみません。
お気に入りキャラが退場してしまったのは寂しいですが、ドラマはまだまだ続いていきます。