イブラヒムの子供を身ごもり、ハティジェに囚われた二ギャール。
監禁中に産気づき、女の子を産みましたが「死産」と告げられます。しかし二ギャールはハティジェが子供を殺したのだと考えます。
出産後に処刑すると宣言していたハティジェは二ギャールの処刑を命じますが、ヒュッレムの命をうけたリュステムに寸でのところで助けられるのです。
そしてヒュッレムはハティジェへのあてつけのために二ギャールを自分のそばにおきます。
生きていた二ギャールの娘
宮殿で匿われていた二ギャールでしたが、ハティジェがギュルシャーに襲われた時にハティジェを救ったことで処刑は免れ、その代わり結婚して宮殿を去るようにと命じられます。
また、裏切りに怒り二ギャールを憎むハティジェですが、無垢な赤ん坊を殺すことは気が引けたのか実はこっそりと二ギャールの子を育てさせていました。
そのことを知ったイブラヒムはハティジェには知られないように娘に会いにいき、時々その隠れ家に行くようになります。
やがて二ギャールも娘が生きていることを知り、こっそり会いに行くようになります。
二ギャールはシーズン3では複雑な立場です。ヒュッレムに命を助けられたのですが、ハティジェが娘を生かしていたことでハティジェにも恩があり、板挟みです。
しかしイブラヒムが処刑されたあとはイブラヒムを陥れたヒュッレムとリュステムを憎むようになり、復讐をするために行動するのです。
ちなみに、ニギャールとリュステムは一時期結婚していましたが、そこに愛があったわけではなく、ニギャールはイブラヒムへの当てつけのような形でこの結婚を受け入れたのですが、イブラヒムが反対してくれなかったのでショックを受けます。
二ギャールは人気のあるキャラクターなので、シーズン3で消えてしまうのはとても残念ですが、シーズン3後半ではメインキャラクターたちの代替わりがあって、それまでとは一変します。それまでのキャラクターたちが皆年をとって愛だの恋だのが難しくなってきますが、その分子供たちが大人になってさらに複雑な人間関係になっていくのです。
オスマン帝国の歴史は激しい跡目争いが続いてそのせいで衰退していったと思われます。ヒュッレムに始まる「女人の統治」はそんなオスマン帝国の衰退の始まりだと言われているのです。
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