オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

新オスマン帝国外伝で気になった人物 デルヴィーシュ・パシャ

チャンネル銀河で放送されている新オスマン帝国外伝も、そろそろ現地版で言うところの第二話まで進んで、そろそろ話が面白くなってきたころだと思いますが、どうでしょうか?

ところでアフメトの側近であり、アフメトの母ハンダンとなにやら怪しい雰囲気のデルヴィーシュ・・・。

彼が実在かどうかという話ですが、どうやら実在していたようです。

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Boşnak Derviş Mehmed Paşa

ボスニア出身のようですが、生年は不明です。しかしかなり若い年齢で警備隊長に就任したと言われています。

演じているメフメト・クルトゥルシュさんが出演当時40代前半くらいなので、ちょっと老けすぎな気もしますが、おそらく30代後半くらいのイメージだと思います。

その後海軍総督なども務めましたが、史実ではハンダンスルタンの覚えめでたからずで、ハンダンはアフメトにデルヴィーシュを信用しないようにと言っていたようです。

ハンダンの死後、アフメトはデルヴィーシュを大宰相に付けていますが、その後アフメトに突然処刑されています。

 

この辺、ドラマではちょっと解釈が違っているんですが、どう描かれているかは伏せておきます。

その辺の顛末もとても面白く描かれていますので、ドラマを観て確認してくださいw

本当にね、オスマンの脚本家さん面白くするの天才!

史実を都合よく作り変えてますが、ハンダンがそれまで頼り切っていたデルヴィーシュをアフメトに「信用するな」と言い出す理由が・・・なるほど!そう来たかwです。

このドラマではハンダンがあまり頭がよくない女性に描かれています・・・そう、まるで前作のマヒデブランの様にw

実際のハンダンスルタンはなかなかやり手だったと感じます。サフィエを旧宮殿に追いやったのも実はハンダンだったと思われますから。

 

メフメト・クルトゥルシュ(Mehmet Kurtuluş)

メフメト・クルトゥルシュさんは1972年4月27日生まれ。トルコ生まれですが国籍はドイツのようです。メルィエム・ウゼルリさんやオザン・ギュベンさんもドイツ出身ですよね。やはりドイツはトルコ人が多いのですね。

ドイツで俳優としてのキャリアを積み、ドイツの女優イヴリン・ハーマンに見出され、テレビドラマに出演するようになりました。

その後同じトルコ系ドイツ人のファティ・アキン監督「Kurz und schmerzlos 」に主演し、高評価を受けて国際映画祭で最優秀賞を受賞しています。

 

いかがでしたか?デルヴィーシュは実在していますが、実像とドラマではちょっと違う描かれ方をしています。

その辺も含めてドラマを楽しんでくださいね!

 

 

 

 

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