オットマニアな主婦のブログ

オスマン帝国外伝にどハマリしたオットマニアな主婦の独り言です。(注意:ネタバレありですので、本編を観てから読んでください)

「ムラト礼賛」が止まらないw 新オスマン帝国外伝S2

「若くて力のない皇帝」の下で混乱する帝都が描かれたS1とは打って変わって、S2では皇帝ムラトの「強い皇帝」っぷりがこれでもかと描かれています。

 

繰り出される「ムラト無双伝説」の数々

 
 
 
 
 
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史実でのムラト4世は大きな体躯と怪力で知られていたようで、数々の「怪力」エピソードが残されています。S2の初めに出てきた「鉄槌」のエピソードや、第18話で出てきた強弓のエピソードも、まことしやかに伝わっています。

S1では若くて弱い皇帝が続きましたが、ムラト4世は久しぶりに「皇帝らしい皇帝」ですね。しかしそのエピソードに誇張はないのか?あまりにも「無双」過ぎるw

ムラト4世の「怪力エピソード」や、市中での立ち回りは史実だと思われますが、それにしてもカッコよく描きすぎてる・・・ウザいくらいに・・・。(笑)

 

ドラマ撮影時の時代背景

ブログでも言及しましたが、このドラマの制作時は「世俗派による」とされるクーデター未遂事件が起こったため、あらゆるものに制限がかかっていて、実際にこのドラマのS1については罰金を食らっていたので、ドラマの内容が政権が望む「オスマン帝国の威光復活」に阿っていた可能性はあります。

 

ottomania.hatenablog.com

 

本来このドラマの主人公は「キョセム」なんですが、「女人統治」はオスマン帝国の「影」の部分ですから、「偉大なオスマン帝国」復活をもくろむ現政権には都合悪いw

だから「最後の強い皇帝」ムラト4世を持ち上げることでお茶を濁していたんでは?考えすぎ?

 

「ムラト皇帝」アゲ⤴、「ムラトの敵」サゲ⤵

しかし反対に、ドラマに登場する「異教徒の頭目」や「イランのシャー(王)」は必要以上に落されている気がする・・・まぁ、前作でもそうだったけど(笑)

そしてなんといっても分かりやすいのは、史実ではイランのシャー「アッバース1世」に戦で敗退しているのですが、その話は完全にスルーされています。まぁ、この時はムラト4世はまだ子供で、決定権は摂政のキョセムにあったんでしょうけど。

本当に分かりやすいw

前作は「史実とかけ離れてる」ってクレーム入れてたのに(笑)

なんか逆に面白くなってきたwこれからはどこまで史実無視して「ムラトスゲー」をさく裂させてくるのかをウオッチしようw

 

 

 

 

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